2010年3月31日水曜日

草津戦から見る江尻サッカーの可能性

草津戦のビデオを繰り返し何度も観てみた。
徳島線の負けから、悶々とした一週間を過ごしたので、勝利を味わうといったことではなくて、江尻サッカー(ジェフのサッカー)に可能性があるかを見極めたかった。

江尻監督の意図はコンパクトで、よく走るサッカー。相手のボールを複数で囲んでカットして、パスを繋ぎ、後ろからどんどん追い越して空いてゴール前に迫るといったオシムサッカーそのものなんだろう。

それで、現在の完成度はといえば、囲みこんでカットして、パスを繋ぐというところの、囲みこんでカットはできている。

次のパスを繋ぐというのが、いっぱいいっぱいで意外性がまったく感じられない。従って折角取ったボールをまた相手に奪われてしまったり、パスミスで相手ボールにしてしまったりで、ピンチになっている場面が多く見られた。
兎に角パスを繋ごうと言うことで、アップアップのカンジ。

更に問題なのは、今のジェフには得点のニオイがしないという点。得点にしても孝太の個人技と(YouTube)アレックスのフリーキックが相手ディフェンダーに当たってコースが変わって入ったもので、江尻監督の目指すサッカーで、流れの中からの得点シーンは可能性さえ見ることができなかった。

江尻サッカーで方向性は間違ってはいないと思うが、サッカーは点を取るスポーツであり、パスを繋ぐスポーツではないということを考えて欲しい。

江尻監督のまま今シーズンを闘っていくのであれば、個の力で得点のとれる絶対的なエースストライカーが必要だ、今シーズンでのJ1昇格を絶対と考えるのであれば、少なくともオーウェンクラスのFWの獲得が必要ではないかとおもう。

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